研究内容

植物は、乾燥や塩、強い光、温度変化、栄養状態など、周囲の環境が変化しても、その場で生育していく必要があります。そのため、環境の変化に応じて、植物は遺伝子発現や代謝状態など、分子レベルの状態を変化させています。これまで、こうした応答は個々の遺伝子や代謝経路の働きとして理解されてきましたが、それらがどのように連携し、植物個体の形質や生理機能として現れるかについては、まだ十分に明らかになっていません。
本研究室では、分子レベルの変化が、植物個体の形や成長としてどのように現れるのかを調べています。さらに、植物機能を理解するためには、形態だけでなく、代謝物の蓄積やタンパク質の細胞内でのふるまいも重要です。そのため、植物個体の形態や成長の解析に加えて、機能性物質などの代謝物に着目した機能評価や、タンパク質・酵素の局在解析も行っています。これらの解析を組み合わせることで、分子レベルの変化が、細胞内での機能発現、代謝機能、そして植物個体の成長へとどのようにつながるのかを理解することを目指しています。


・分子レベルの変化が植物個体の形や成長に与える影響
・機能性代謝物に着目した植物機能の評価

